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防湿シートの功罪 [防湿シート]


皆さん、こんにちは。

すっかりサボリ癖がついて一カ月近く更新しませんでした。 
更新しなかった(できなかった?)理由はいろいろありますが、
まあ、個人的理由なんてどーでもいいですよね。

で、サボっていてもメール相談はいくつかいただいていて・・
う~ん、不思議ですがメール相談って、ほぼ同じ内容の相談を
ほぼ同時に複数の人からいただくことがあります。
メール相談の共時性なんてあるのかしら?

今回の複数の相談者の悩みは共通していて主に「床下の強い
湿気」についての対策法でした。

近年の新築住宅は床下がベタコンの場合がほとんどですから
床下の湿気に悩まされるケースは激減しました。
でも、床下が土壌の場合はやはり湿気は大きな問題だと思います。

それに対してシロアリ業者は「床下換気扇」「床下調湿剤」を
勧めるのが普通です。でも、これには高額な費用が掛かります。
業者側からすれば成約すればハッピーですが、お客様側から
すればアンハッピーですよね。

そもそも床下の湿気の原因は何でしょうか?
(床下が土壌の場合です)
それは二つあります。「下からの湿気」と「横からの湿気」です。

「下からの湿気とは、土壌から立ち上ってくる水蒸気(蒸気圧)」
のこと。「横からの湿気とは、外部から床下に流れ込んだ空気が
冷やされて起こる結露」です。

つまり「下からの湿気=蒸気圧」。「横からの湿気=結露」だと
思ってくださいね。

この「横からの湿気=結露」はたいしたことないように思うかも
しれないけど実はすさまじい場合があります。

なあ~んて言ってもそのシーンを目撃しないとわかってもらえ
ないでしょうね。前にも紹介した写真を再度載せます。
P8030028.jpg

P8030008.jpg

P8030027.jpg
これが真夏の床下の結露です。ちょっとすごいでしょ。これは決して
 特殊な事例ではありません。


で、防湿シートは「下からの湿気」を遮断するためにはきわめて
有効です。最近調査した床下の写真を見てくださいね。
ね、ほぼ完璧に蒸気圧を遮断しています。
RIMG1564.jpg

RIMG1566.jpg

シートの上に撒かれているのは床下調湿剤です。
これは「横からの湿気=結露」を吸い取ってくれるのでこれも
有効です。ほぼ完璧に床下から湿気を排除することに成功して
います。お客様はかなりの費用がかかったと言っていました。

これで床下の湿気対策は完璧!と思ってしまいますよね。
たしかに完璧だと思います。本音を言うと、私もこの方法を採用
しようかなあ~という誘惑にかられるときがあります。 

でもね、私としてはやっぱり賛成しかねるんです。
その理由はこれ。
RIMG1567.jpg

RIMG1568.jpg
防湿シートの下は土壌が濡れています

RIMG1570.jpg

065.jpg
そこにシロアリが・・

055.jpg

012.jpg

P6010042.jpg
複数の蟻道が上に向かって作られています

P1010055.JPG

P1010067.jpg
ユニットバスの底辺です。奥に複数の蟻道が見えます

防湿シートはたしかに短期的には湿気を遮断する効果はあるのですが
長期的にはシートの下に水分を滞留させてしまうという欠点があります。
下の写真も前に紹介しました。最悪の事例です。
画像 057.jpg

画像 052.jpg

防湿シートの下はグチャグチャ(蒸気圧)。上にも水たまり(結露)が
できています。

結論を言うと、たしかに床下の湿気対策として防湿シートは強力な
効果を発揮します。ただし、長期的にはシロアリを誘引して危険です。

だから、もし防湿シートを採用するなら事前の薬剤による土壌処理は
必須だと思います。それでも滞留した水分によって防蟻効果は短くなる
可能性があります。それに将来的にシロアリが再発する可能性も高く
なり、その場合の再駆除は(シートが邪魔をするので)厄介になります。

誤解を恐れずに言えば、防湿シートに反対する理由は他にもあります。
それは土壌の中の有用菌を殺すからです。また、床下をコンクリートや
ビニールシートで覆った家は人間にとってケガレチというか「不自然」
な気がします。

もう完全に独断と偏見的というか、世の流れに反したことを書いて
いますね(笑)。でも、家は長く住むものですから「短期的」ではなく
「長期的な見方」も必要だと思っています。昔の大工さんは建ててから
10年後20年後を見据えていたような気がします。 

私の考えを押し付けようとは思いませんが参考になったら嬉しいです。
(今回の記事はなんだか前にも同じことを書いたような気がします)
最後までお付き合いいただいて感謝します。 
どうか皆様にいいことがありますように。


ジョーク> 

大使館員「では奥さん、お辛いでしょうがご遺体の確認をお願いします」

妻   「こ、こんな変わり果てた姿では、主人かどうかなんてとても
         判別つきません」

大使館員「確かにお顔の損傷が激しいですから。こんな事態も憂慮して、
         愛人の方もお呼びしてます。どうぞ、無傷の下半身でご確認
         ください」

愛人  「とても無理よ。だって普通の時のなんて全然覚えてないもの」




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